2025年9月に北海道大学北方生物圏フィールド科学センターセンター長 宮下和士教授より「北海道大学和歌山研究林創立100周年記念式典・祝賀祭」へのご案内を関西同窓会会長宛てに頂き、出席させていただきましたので下記にその報告をします。 北大関西同窓会会長 植松高志
〇日時:2025年10月30日(木)15~18時
〇会場:記念式典(平井区民館) 祝賀祭(研究林庁舎前広場)
和歌山研究林住所:和歌山県東牟婁郡古座川町 平井 559
〇来賓:和歌山県友井副知事、和歌山大学本山学長、古座川町大屋町長
北大から 寳金総長、横田副学長、辻社会共創部長 他
〇式典・祝賀祭について
■和歌山研究林創立100周年記念式典に際して(岸田林長の挨拶)
「和歌山研究林は100年前、スギやヒノキを育てる林業や暖温帯の森林に関する教育・研究を行う土地の提供を全国の知事会で呼びかけたところ、和歌山県が手を挙げていただき、その歴史が大正14年(1925)に始まりました。
その後、本学の道外唯一の教育・研究施設として、平井集落、古座川町、和歌山県の皆様に長きに支えていただいていることに感謝し、その先の100年に向けての連携・協働と発展を祈念して100周年記念式典・祝賀祭を開催します。」
■記念式典・祝賀祭には地域住民ら100名以上の方々が出席して盛大に行われました。
寳金総長は「研究林は近年、住民と連携し、高齢化や少子化に悩む地域の課題を共に強化していることに触れ、新しい地域創造のモデルができるのではと期待している」と挨拶されました。
私が強く印象に残ったのは、北大の現役学生が今年2月に和歌山研究林の実習に参加し、地域と研究林に魅了されて結成したサークル「ワタリドリ」の7名による発表でした。サークル結成の経緯とこれまでの取組と今後の活動について、力強く述べられ、地元の方々はじめ参列者一同から拍手喝采を浴び記念式典を盛り上げていただきました。
式典の締めくくりは、地元で伝統的に行われているお祝い事には欠かせない「餅まき」でした。その豪快さには驚かされました。地元住民のご協力で、前日に餅つきをして1200個も丸餅を作ったと言っておられました。
祝賀祭では、地元の猟友会の「猪ジビエ汁」、地元のご老人が早朝、古座川で漁をされた「もずくカニ120匹」、また、平井地区の特産の「ジビエのハム・ソーセージ」と「柚子ジュース」をご提供いただき、お互い舌鼓を打ちながら地元の方々と交流を深めることができました。
また記念式典から祝賀祭の様子は、和歌山放送、NHK和歌山、北海道新聞社などの報道機関が取材していただき、夜のテレビニュースや翌朝の新聞で報道されました。
*研究林宿舎での二次会では、和歌山研究林の岸田治林長から私に嬉しいお話がありました。
「北大関西同窓会で“和歌山研究林ツアー”を計画頂いたら喜んでお受けします。時期的には来年の3月がよろしいかと思います。」とのお誘いがありました。年が明けたら具体的にご案内をしたいと考えています。
①和歌山研究林宿舎・入口から臨む 
②和歌山研究林記念式典ポスター 
③記念式典のご来賓 
④祝賀祭での餅つき 