会長挨拶

植松会長植松 高志(昭和48年法学部卒業)

私は 2016年10月22日の総会で、会長に推挙されました。

長い間総務部長をされていました先輩にお聞きすると私は第十代目の会長とのことです。

関西同窓会の設立に関しては、「1962年(昭和37年)10月に関西在住の有志数人の発意で設立総会を開催し、約70名の参加を得て式典を挙行した」との記録があります。

私が関西企業に就職したのが1973年、それから数年して関西同窓会総会に参加して“寮歌コーナー”の運営をすることになったのが、同窓会との出会いでした。

2012年(平成24年)には、約300名が参加し「50周年記念行事」を挙行いたしました。ノーベル化学賞受賞の鈴木章名誉教授の記念講演会、50周年を契機に設立された北大合唱団関西OB 会による “ 都ぞ弥生 ” の斉唱,また、大懇親会等の一連の記念行事は、北大で学んだ誇りと、お互いの在りし日を偲ぶ良き機会となりました。

現在 2020年(令和2年)の会員は1,250名余を数え、以下に紹介するような、同窓会活動を活発に行っています。

関西同窓会活動の拠点は「北大会館」です。 2003年に関西同窓会会員の浄財で、大阪駅前第2ビルに同窓会会館を持つことができました。「(一社)北海道大学関西同窓会館」を設立して会館の運営を行っています。毎月開催される、二水会 , 三金会では、同窓生による講演と懇談は知的好奇心を満足させてくれます。また、絵画や囲碁、バイオリン、居合などの趣味の会や語学研修、読書会などの教養の会も開かれています。さらに、関西同窓会定例役員会、札幌農学同窓会、北水同窓会、恵迪寮同窓会、若手の平らか成る関西エルム会、学部や同期の同窓会等々の会議と交流の場であり、まさに、北大会館は憩いの場・懇親の場・学びの場・交流の場となっています。

年間行事では、新年会、北大会館祭りはじめ、歴史ウォーク、施設見学会、文楽鑑賞会、春には琵琶湖で秋には大阪万博公園で開催される“ジンパ”などの野外の活動も行われます。

秋には多くの会員の参加のもと、総会・特別講演会・懇親会を開催しています。

さらに、同窓会活動、会員の近況、母校の動向などを掲載した関西同窓会機関紙 “ Be ambitious” も年2回発行し、会員の皆さんにお届けしています。

また、北大会館は、北大広報課の地方拠点としての役割もあり、各種広報資料や受験願書も置いています。最近では北大を目指す高校生やそのご父兄が200名も来られます。

2016年6月には「北海道大学校友会エルム」が設立されました。北大は2026年には創基150 年を迎えます。母校がスーパーグローバル大学として世界トップレベルの教育と研究活動を実現していくためには、校友会の連携で力強い支援をしていかなくてはなりません。